「おそろし―三島屋変調百物語事始」(宮部みゆき著)を読んだ感想、書評
「おそろし―三島屋変調百物語事始」を読みました。続編である「あんじゅう―三島屋変調百物語事続」を先に読んだので、続編でのトピックスの原因が、こういうことだったのが分かるのが面白かったです。
最終話で、「おちか」が「おたか」の心の中に入っていって、問題の屋敷と対決をする場面は、少し行き過ぎのような気がします。そこまで非現実的な話になると、ちょっと引いてしまいました。全体の感想としても、「あんじゅう―三島屋変調百物語事続」の方が、三島屋に係わる人たちのあたたかさ、優しさを感じる場面が多く、世界観を楽しめました。
次は、宮部みゆきさんの別のジャンルの作品を読んでみたいと思います。
- 作者: 宮部みゆき,小泉英里砂
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/07/30
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (96件) を見る
角川書店の告知ページ