のーんびりと読書の感想、書評

読んだ本の感想、書評、気になる本、読んでみたい本の話題。好きな作家、百田 尚樹、貴志 佑介、宮部 みゆき、有川 浩

「最後の証人」(柚月 裕子 著)を読んだ感想、書評

法廷ものミステリーとして評判の高い「最後の証人」を読んでみました。面白かったです。前半部分を読み進めると、被告人は誰なんだろうと疑問に思います。そこに、ミスリードによるトリックがあるのですが、そのトリックなしでも、本筋の展開だけで十分に面白い内容です。予備知識なしに読むことをおすすめします。

 

法廷ものとしては、「アリー my Love」や「グッド・ワイフ」などのアメリカのドラマをよく観ていましたが、それに比べても遜色無い裁判でのやり取りの描写がありました。佐方貞人シリーズの第一作ということなので、他のシリーズ作品も読んでみたいと思います。

 

ウィキペディアの紹介エピソード
 『最後の証人』(さいごのしょうにん)は、柚月裕子の推理小説。帯には柚木自身が尊敬する横山秀夫の推薦文も掲載された。横山秀夫はめったに推薦文をよせないということで知られていため、掲載が決定した時はとても信じられず、「本当ですか?」と何度も編集者に確認したという話がある。

 

Amazonでの内容紹介

書店員さんや書評家など、多くの方から絶賛された傑作法廷ミステリーです! 元検察官の佐方貞人は刑事事件専門の敏腕弁護士。そんな彼のもとに、殺人事件の被告人から弁護依頼が舞い込む。高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。男女間の愛憎のもつれの末の犯行であり、物的証拠、状況証拠から有罪確実だとみられている。しかし佐方の本質を見抜く勘が、事件の裏に何かがあると告げていた。有罪必至の弁護を引き受けた佐方の勝算とは何か。やがて裁判 は驚くべき展開をみせる! 『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家による、衝撃の話題作!

 

『最後の証人』 柚月裕子氏 ~事件の裏にある動機を鮮明に浮かび上がらせたい~ 柚月裕子(作家)× 池上冬樹(文芸評論家)

 

最後の証人 (宝島社文庫)

最後の証人 (宝島社文庫)