のーんびりと読書の感想、書評

読んだ本の感想、書評、気になる本、読んでみたい本の話題。好きな作家、百田 尚樹、貴志 佑介、宮部 みゆき、有川 浩

「娼年」(石田 衣良 著)を読んだ感想、書評

石田 衣良さんの「娼年」を読んでみました。娼夫の話ですが、下卑た話にはならず、きれいな描写が印象に残りました。「娼年」と言うタイトルが、簡潔に内容を表していて、どのような話なのかも想像できて、秀逸だと思いました。

 

色々な性癖を持つ女性が、次々と主人公リョウのお客として現れます。読み手の興味としては、次の女性は、どのような性癖を持っているのか言う点になってきました。インパクトのある性癖を持つ女性たちの話が描かれていますが、嫌な感じは受けませんでした。終盤の展開としては、「まあ、そうなるかな」と言う展開でしたが、面白い話でした。

 

AmazonのBOOKデータベースより

恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく…。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。  

 

娼年 (集英社文庫)

娼年 (集英社文庫)

 
娼年

娼年