「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」(ジェーン・スー 著)を読んだ感想、書評
今、話題の「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を読んでみました。帯には「未婚のプロ、ジェーン・スーの真骨頂!」とあり、まさに、40代を迎えるまでに蓄積してきたジェーン・スーさんの「女」評論書といった内容でした。自己分析あり、その世代の女性分析あり、着眼点の素晴らしさ、語彙の豊富さ、本質を一つのワードで言い尽くす的確さがありました。
前半は、女性ならではの話題についての日記を読んでいるような感覚にもなり、若干読み進めにくい部分もあったのですが、後半にある3本のエッセイは、ネットに関する話題もあり、興味をそそられました。
「桃おじさんとウェブマーケティング」は、桃をトラックに載せて売りに来るおじさんのセールストークと、ウェブマーケティングの手法と比較をした話。「Nissen愛してる」は、通販サイト「Nissen」がどれだけ女性に支持されていて、なぜ支持されているのかが、わかる話でした。「ノーモア脳内リベンジ!」は、facebookのおかげで、別れた彼のその後の付き合いがわかることにより、過去が切り離せないじゃないか という話。
Amazonでの内容紹介
これまで誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題、おばさん問題……etc.)から、恋愛、結婚、家族、老後までーー今話題沸騰中の著者が笑いと毒を交えて、自らの経験や失敗を開陳する宝石箱のようなエッセイ。20代、30代、40代女性の働き方、生き方に知恵と術を授けてくれる、女にとっての教典的物語でもある。モヤモヤ言葉にできない感情に片がつき、読後はスッキリ! 人気ブログ「ジェーン・スーは日本人です」のエントリ(検索は「ジェーン・スーは日本人です」まで)を加筆修正し、新たに書き下ろし20本を加えた全256頁。
私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな (一般書)
- 作者: ジェーン・スー
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2013/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (46件) を見る